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廃車にかかる費用はいくら?無料になるケースと請求されやすい費用を解説【2026年版】

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廃車の引取前に車の所有者と担当者が見積り内容を確認している様子

「廃車には数万円かかる」と聞く一方で、「無料で引き取ってもらえた」という話もあります。どちらもあり得るのは、廃車費用が一つの料金ではないからです。

この記事は、所有者本人が一般的な車を廃車するときの費用内訳を知りたい方向けです。亡くなった方名義の車は、相続人・所有者・必要書類の確認が先に必要になるため、別記事「相続した車の廃車費用はいくら?普通車・軽自動車の必要書類と進め方」をご覧ください。

行政上の抹消手数料、車を運ぶ費用、解体費用、リサイクル料金、代行費用は別々です。さらに、古い車や動かない車でも、部品・金属資源・中古車としての価値が残っていれば、車両価値で費用を相殺できる場合があります。

最初に結論を言うと、2026年8月9日時点では次のように整理できます。

手続き 法定手数料 注意点
普通車の永久抹消登録 無料 解体報告後に行う。運搬・解体・代行等は別
普通車の一時抹消登録 OSS申請450円/窓口申請500円 2026年4月1日改定後の金額
軽自動車の解体返納 無料 解体報告後に申請
軽自動車の自動車検査証返納届(一時使用中止) 450円 自動車検査証返納証明書の交付を受ける場合

つまり、完全に解体する場合の行政手数料は無料でも、廃車全体が必ず0円になるとは限りません。

廃車時に確認したい5つの費用

1.抹消登録の手数料

車を解体して二度と使用しないときは、普通車では「永久抹消登録」、軽自動車では「解体返納」を行います。どちらも申請手数料は無料です。

まだ解体せず、一時的に公道で使えない状態にする手続きは「一時抹消登録」または「自動車検査証返納届」です。普通車の一時抹消はOSS申請450円、窓口申請500円、軽自動車の返納証明書交付は450円です。

抹消後に再登録する可能性があるのか、完全に解体するのかで選ぶ手続きが変わります。

2.レッカー・積載車などの引取費用

次の車は、公道を自走させずに積載車などで運ぶ必要があります。

  • 車検が切れている
  • 自賠責保険が切れている
  • エンジンがかからない
  • 事故で安全に走れない
  • タイヤや足回りが損傷している

引取費用は、距離、車両の大きさ、積載車が入れる場所か、タイヤが回るか、地下駐車場かなどで変わります。全国一律の公定料金はないため、依頼前に「引取費用」「特殊作業費」「キャンセル料」まで確認することが大切です。

車検切れの車を「少しの距離だから」と公道で運転してはいけません。

3.リサイクル料金

リサイクル料金は、シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類の処理費用と、情報管理・資金管理の料金で構成されます。多くの車は新車購入時などに預託済みですが、未預託の場合は使用済自動車として引き渡す際に支払いが必要です。

金額は車種・装備・メーカーにより異なるため、リサイクル券または自動車リサイクルシステムで、支払状況と金額を確認します。「リサイクル券を紛失した=未払い」とは限りません。

4.解体・処理費用

解体業者や買取業者の料金体系により異なります。車両に中古車、部品、鉄・非鉄金属などの価値が残っていれば、引取・処理費用が車両価値で相殺されたり、買取金額が付いたりすることがあります。

一方で、著しい欠品、特殊な保管場所、長距離の引取、追加作業などにより費用が発生する場合もあります。「どんな車でも必ず無料」「必ず買い取れる」とは断定できません。

5.手続き代行・不足書類の費用

自分で運輸支局等へ行えば代行料はかかりませんが、事業者や行政書士等へ依頼すると代行費用が発生する場合があります。

また、次の事情があると追加書類や別の手続きが必要です。

  • 車検証を紛失した
  • ナンバープレートがない
  • 車検証の住所から複数回転居している
  • 結婚などで氏名が変わっている
  • 所有者がローン会社・販売店になっている
  • 所有者が亡くなっている

書類取得費、再交付手数料、郵送費などを含め、見積り時に確認しましょう。

「廃車無料」の見積りで確認すること

無料と表示されていても、対象範囲は事業者によって異なります。少なくとも次の項目を確認します。

  • 車両の引取費用
  • 不動車・事故車の積込作業費
  • 抹消登録の代行費用
  • リサイクル料金が未預託だった場合の扱い
  • 書類不足やナンバー紛失時の追加費用
  • 保管場所が遠方・狭所の場合の追加費用
  • 査定後や依頼後のキャンセル料
  • 自動車税・重量税・自賠責保険の返金の扱い

「廃車費用一式0円」だけで判断せず、最終的な受取額と支払額を分けて書面で確認すると安心です。

廃車で戻る可能性があるお金

普通車の自動車税(種別割)

千葉県では、年度途中の4月から翌年2月に抹消登録した場合、抹消した月の翌月から翌年3月までの分が月割で減額されます。すでに年額を納付していれば差額が還付されます。

基準になるのは業者へ車を渡した日ではなく、運輸支局等で抹消登録が完了した日です。月をまたぐと還付月数が変わるため、完了日を確認してください。

軽自動車税(種別割)

軽自動車税には月割制度がありません。4月1日時点の所有者に年額が課税され、4月2日以降に廃車しても、その年度分の月割還付はありません。

自動車重量税

自動車リサイクル法に基づき適正に解体され、永久抹消登録または解体届出と同時に還付申請を行い、車検の残存期間が1か月以上ある場合は、残存期間に応じた重量税が還付される可能性があります。

単なる売却や一時抹消だけでは、この廃車還付制度の対象になりません。

自賠責保険

車検期間が残っていても、保険会社への解約手続きをしなければ自動的に返金されるとは限りません。解約返戻金の有無、必要書類、計算方法は契約先の保険会社へ確認してください。

バイバイカー独自の実用ポイント

廃車費用を正しく比べるには、電話で「いくらですか」と聞くだけでなく、次の情報をまとめて伝えると見積りが正確になります。

  1. メーカー・車種・年式
  2. 走行距離
  3. 普通車か軽自動車か
  4. 車検の有効期限
  5. エンジンがかかるか、タイヤが回るか
  6. 事故・故障・欠品の有無
  7. 車検証上の所有者
  8. 保管場所と積載車が入れる道路幅
  9. リサイクル料金の預託状況

古い車、過走行車、故障車、不動車、事故車、車検切れ車でも価値が残る場合があります。処分費用を払う前に、車両として査定できないか確認するのが実用的です。ただし、買取可否・価格・引取条件は車種、状態、地域、相場によって変わります。

FAQ

Q.廃車の行政手続きは無料ですか?
完全に解体する普通車の永久抹消登録、軽自動車の解体返納は無料です。一時抹消や返納証明書交付、書類再発行などは手数料がかかる場合があります。

Q.動かない車はレッカー代が必ずかかりますか?
事業者や距離、車両状態によって異なります。車両価値で相殺される場合もありますが、無料とは限らないため事前見積りが必要です。

Q.リサイクル券が見つからないと、もう一度払いますか?
紛失だけで再支払いになるとは限りません。車検証を用意し、自動車リサイクルシステムで預託状況を確認します。

Q.車検切れでも引き取ってもらえますか?
相談可能な事業者はあります。ただし公道を自走させず、積載車等による引取条件を確認してください。

Q.ローン会社名義でも廃車できますか?
使用者だけの判断では進められません。車検証上の所有者である販売店・ローン会社へ連絡し、残債や所有権解除の条件を確認します。

事実と個別確認が必要な事項

公式情報で確認した事実

  • 2026年4月1日現在、普通車の永久抹消登録と一時抹消後の解体届は無料
  • 普通車の一時抹消登録はOSS申請450円、窓口申請500円
  • 軽自動車の解体返納は無料、返納証明書交付は450円
  • 普通車の自動車税は抹消月の翌月から月割で減額される
  • 軽自動車税には年度途中の月割還付がない
  • 重量税の廃車還付には適正な解体、同時申請、1か月以上の車検残存期間などの条件がある

個別確認が必要な事項

  • 引取・積込・解体・代行費用
  • 未預託のリサイクル料金
  • 車両の買取可否と査定額
  • 不足書類、所有権留保、相続などの追加手続き
  • 自賠責保険の解約返戻金

問い合わせ導線

バイバイカーでは、古い車、不動車、事故車、車検切れ車を含め、無料査定・引取条件の相談を受け付ける想定です。

問い合わせ時に車検証、車の状態が分かる写真、保管場所を伝えると、費用の有無を確認しやすくなります。契約前に、買取金額、引取費用、手続き費用、税金等の扱いを明示し、最終条件に納得してから依頼してください。

参考情報・出典

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