「しばらく動かしていないけれど、査定前に一度エンジンをかけた方がよいですか?」
結論からいうと、状態が分からない車を見せるためだけに無理に始動・移動する必要はありません。長期間使っていない車では、12Vバッテリー上がり、タイヤの空気圧低下やひび、ブレーキの固着、液漏れ、動物の侵入、配線の傷みなどが考えられます。
国土交通省は、自動車の使用状況に応じてタイヤ、ブレーキ、バッテリー、冷却水、エンジンオイル、灯火類などを点検する必要があると案内しています。安全が確認できない場合は、無理に動かさず引取事業者へ状況を伝えましょう。
最初はエンジンをかけず、外から見る
- 車体の下に燃料、オイル、冷却水らしい液体がないか
- タイヤが極端につぶれていないか、深いひびや損傷がないか
- 車体が傾いていないか
- ボンネット内や車体下に小動物の巣、配線の傷みが見えないか
- 冠水・浸水歴、焦げた跡、強い燃料臭がないか
- マフラーや吸気口がふさがれていないか
燃料臭、煙、焦げ跡、大きな液漏れ、冠水歴がある場合は始動しません。EV・ハイブリッド車では、オレンジ色の高電圧配線、高電圧部品、駆動用バッテリーへ触れないでください。
「エンジンがかかるか」より「安全に積めるか」を伝える
引取相談では、始動可否だけでなく積載車へ載せられるかが重要です。次の情報を分かる範囲で伝えると、準備がしやすくなります。
- メーカー・車種・年式
- 最後に動かした時期
- エンジンがかかるか不明、またはバッテリー上がり
- タイヤの状態と、ハンドル・シフト・パーキングブレーキの状態
- 鍵、車検証、自動車検査証記録事項の有無
- 駐車場所の幅、高さ、坂、段差、積載車が近づける道路状況
車検切れなら公道を自走させない
車検や自賠責保険が切れた車を公道で運転してはいけません。千葉市は、検査・登録などの目的で一時的に運行する場合の臨時運行許可を案内していますが、使用目的、経路、期間が限定され、車両や目的によっては対象になりません。日常利用や査定目的だけで自己判断して公道を走らせないでください。
バッテリーをつなげば確認できる?
救援車やジャンプスターターを使えば始動できる場合もありますが、接続方法を誤ると火花、破損、けがの原因になります。燃料臭、液漏れ、配線損傷、冠水歴がある車では試さず、作業に慣れていない場合も専門業者へ任せましょう。
無理に押す・ロープで引くのも危険
長期放置車は、ブレーキ固着やタイヤ損傷で思うように動かないことがあります。坂道や狭い場所で人力移動すると、車が予期せず動く危険があります。公道でのロープけん引も条件や装備が必要です。積載車やウインチを使える事業者へ相談してください。
査定前に用意するとよい写真
- 車の前後左右
- タイヤ4本と車体下
- メーター、走行距離、警告表示
- 鍵と書類
- 駐車場所から道路までの経路、門、段差、上空の障害物
ナンバー、住所、車検証の個人情報は、公開投稿へ載せないでください。査定先へ送る場合も、公式の安全な窓口を確認しましょう。
費用と買取価格について
バイバイカーでは、査定・お引き取り・廃車手続きは原則無料で、契約後に説明のない追加請求は行いません。ただし、所有権や必要書類を確認できない、車両へ安全に立ち入れない、法令上手続き・搬出を実行できない場合は、対応できないことがあります。その場合は契約前に理由と対応可否をご説明します。買取価格は車種、状態、相場などにより変わります。
よくある質問
エンジンがかからなくても査定できますか?
はい。始動できないこと自体で相談を断るものではありません。無理に始動せず、分かる範囲の状態と保管場所をお知らせください。
鍵や車検証が見つからない場合は?
所有者確認や手続きに必要な書類が変わるため、見つからない物を事前に伝えてください。自己判断で代替書類を用意せず、案内を受けてから進めると安全です。
長期放置車を洗車しておく必要はありますか?
安全に洗車できる状態でなければ不要です。まず液漏れ、タイヤ、ブレーキ、周囲の安全を優先してください。
まとめ
長期間放置した車は、査定のために無理に始動・移動させないことが大切です。外観、液漏れ、タイヤ、臭い、車検・自賠責、搬出経路を確認し、写真と状態を伝えれば、安全な引取方法を相談できます。
