お役立ちコラム

冠水車に車両保険は使える?連絡前後の確認と記録の残し方

冠水車の浸水跡を写真に記録する所有者

車が冠水すると、修理の手配と同時に気になるのが保険です。日本損害保険協会は、台風、竜巻、洪水、高潮などによる自動車の損害は、一般に車両保険で補償される場合があると案内しています。ただし、すべての契約で同じではありません。

通常の車両保険では、地震、噴火、これらによる津波による損害は補償対象外です。所定の全損時に一時金等を支払う特約が用意される場合はありますが、一般の修理費を全面的に補償する特約とは限りません。被害の原因を自分で決めつけず、加入先へ確認してください。なお、自賠責保険は、自動車の運行によって他人を死傷させ、保有者等が法律上の損害賠償責任を負う場合の人身損害を対象とする制度であり、冠水した自分の車の修理費を補償する保険ではありません。

連絡前に確認するもの

  • 保険会社または代理店の連絡先
  • 証券番号または契約を特定できる情報
  • 車両保険の有無、契約タイプ、免責金額
  • 事故・故障時のロードサービスや代車特約
  • 車の現在地と周囲の安全状況

証券が水に濡れて見つからなくても、登録した氏名、住所、車両情報などから契約を確認できる場合があります。無理に探し続けず、加入先へ相談しましょう。

冠水車について保険会社へ伝える6項目

写真とメモに残したい内容

安全な場所から撮影できる場合、車体四方向、室内の浸水跡、駐車場所、周辺の被害状況を残します。被害に気付いた日時、駐車中か走行中か、水のおおよその高さと種類、始動操作の有無もメモします。

写真を撮るため冠水した道路やぬかるみへ戻ることは避けてください。写真の必要性や撮影範囲は保険会社の案内を優先します。

冠水時の保険連絡前後の流れ

査定前に修理・清掃・処分しない

衛生や安全のため緊急対応が必要な場合を除き、保険会社が確認する前に大きな清掃、分解、修理、売却、解体を進めると、損害状況を確認しにくくなることがあります。ロードサービスを手配するときも、搬送先を保険会社へ確認すると行き違いを減らせます。

保険会社へ伝える順番

  1. 人身被害や道路上の危険がないか
  2. 車の現在地と搬送の必要性
  3. 冠水した日時、場所、原因と思われる状況
  4. 浸水位置、水質、始動操作の有無
  5. 写真や修理見積りの有無
  6. 修理、全損認定、代車、保管費等の次の手順

まとめ

「冠水なら必ず保険が出る」「水害なら等級に影響しない」といった一律の判断はできません。補償範囲、自己負担、保険金、契約への影響は加入先へ確認してください。車を手放す可能性がある場合も、保険会社の確認を受けた後に、所有権と処分権限を確認してから査定・引取相談へ進みましょう。

FAQ

Q. 車両保険に入っていれば津波も補償されますか?

A. 通常の車両保険では、地震・噴火・これらによる津波による損害は補償対象外です。所定の全損時に一時金等を支払う特約が用意される場合があるため、契約内容を確認してください。

Q. 自賠責保険で冠水した車の修理費は補償されますか?

A. いいえ。自賠責保険は、自動車の運行によって他人を死傷させ、保有者等が法律上の損害賠償責任を負う場合の人身損害を対象とする制度で、自分の車の冠水損害を補償するものではありません。

Q. 写真が撮れなかったら保険金は受け取れませんか?

A. 写真の有無だけで一律には判断できません。安全を優先し、被害日時や場所、状況をメモして早めに保険会社へ相談してください。

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参考にした公的・公式情報

制度・契約・窓口情報は変更される場合があります。実際の手続きでは、最新の公式案内をご確認ください。

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